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岡崎竜城スイミングクラブでは、2カ月に一度、命を守る訓練「着衣泳」を行っています。 着衣泳とは衣服を着たまま泳ぐ訓練で、泳力のある人間でも難しいとされるものです。 水中で、服を着て泳いだり遊ぶことにより、いざというときの事故や災害から身を守る力を身に着けます。

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川、池、用水路などで水難事故に遭う子供だけでなく大人も増加しています。

水難事故に遭ったとき命を落とさないための訓練として着衣泳が知られています。
着衣泳では、「ういて 待て」ということがよく言われます。しかし、「ういて待て」ができるようになるためには、ある程度の泳力と川などで落水したときにパニックに陥ることなく冷静に対応できるようにならなくてはなりません。
岡崎竜城スイミングクラブでは、全ての泳力・年齢を対象に2003年から20年近く、命を守る訓練として着衣泳を2月に1度定期的に取り入れてきました。私たちは、この実績と長年培ってたタツキオリジナルのカリキュラムとともに、着衣泳を広めていきたいと考えています。
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落水したときにパニックに陥らないようにするためには、着衣泳も何度も繰り返し体感と練習することが大切です。そして、何度も繰り返し練習するためには、着衣泳の練習でも水をこわがらないことが大切です。
「笑顔で着衣泳」これが私たちがお伝えしたい着衣泳です。
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私は、スイミングクラブを営む者として、子供たちにスポーツとしての泳ぎ方を教えるだけでなく、子供たちの命を守ることも使命だと感じています。着衣泳を少しでも広め、少しでも多くの子供を守りたいと思います。是非、皆様の力をお貸しください。
服を着たまま水中で泳ぐと、泳げると自負される方でも溺れる原因がわかります。
服を着たまま水に入ると大人でも子供でも、体の自由が利きません。
また流れがある場所では袖が下流に引っ張られるため、力を入れれば入れるほど体力がどんどん奪われます。
服を着たまま水に入った時の対処法を学ぶことはとてもメリットがあり、大切なことだと思います。
- 01. 不意に川に落ちてもパニックにならず落ち着くこと
- 02. 両足で水を蹴ったり潜ったりして底の深さを把握すること
- 03. 最終的に浮くこと
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泳げるようになってからが着衣泳ではありません。まだ泳ぐことができない子供も着衣で水に入ります。この段階では、とにかく怖がらせないことが大切。先生は子供たちが笑顔で取り組めるよう、見守っています。
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ボビングは水着での練習でも泳げるようになるための第一歩。着衣でも同じです。「あれ?服を着てると、思うように飛び上がれない !?」 先生がしっかり支えます。
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先生にぴったり体を添えて首の後ろを支えてもらい、ぷかぷか背浮き。 最初は緊張していた子供も、だんだん体の力を抜いてリラックスした表情に。先生が少しぐらい体を離しても大丈夫。こうして子供たちは少しずつ水着と着衣の違いを感覚として身につけていきます。
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水着で泳げるようになってくると、着衣でも、いろいろと取り組めることが増えてきます。着衣でビート板もその一つ。「足が思うように動かないなぁ」と感じながらも、子供たちは、たくましく進んでいきます。
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落水時に浮く物を見つけてつかまることはとても大切です。でも、つかまえようと すると逃げてしまうのが浮き物の常。「今度こそ!」プールサイドから勢いよく飛び込む子供たち。「なんだ。そっとつかまえれば、か~んたん!」、その発見が大事なのです。
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ビート板を利用した練習から始めての支えがなくても、もう一人でできます。
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落水した時、もし登れるところを見つけたら、どんなところでも登らなきゃ。水に浮かべた浮島によじ登るのは結構、難しい。でも、なんだか楽しいかも。
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